子はかすがい、と言うことわざはご存知だと思いますが、子供が巣立ってしまった我が家では二匹の猫がかすがいの一翼を担う存在となっております。
まず「鎹(かすがい)」とは材木と材木とをつなぎとめるために打ち込む、 コの字型の大きな釘のこと
私も建築の仕事に携わり初めて見たのですが、普段はなかなか目にするものではありませんよね。その他に「糠に釘」や「うだつが上がらない」など建築に関することわざは意外と数多くあるものです。
猫の話に戻りますが、夫婦喧嘩は犬も食わないと言われますが、我が家の猫は仲裁に入ります。ちょっと言い合いが始まるとサッっと駆け寄って、止めてよとばかりにソッと手を乗せジーーっと見つめてきます。そんなふわふわの肉球で抑えられたらもぉー!っと一瞬でイライラが吹き飛んで喧嘩なんか馬鹿らしくなってしまうのです。多分猫は大きな声が嫌いで、静かにしてよ迷惑!からの態度なのだと思いますが、せっかくなので都合よく解釈させてもらってます。

猫はかすがい

他にも猫のゴロゴロ音の周波数が骨密度を高め、骨粗鬆症の予防になると言うびっくり!?な説まであるそうです。特に何もしていないのに私の骨密度が高いのは、そんなゴロゴロのお陰なのかも知れません。
爪を立てられてしまう為、革のソファーや素敵なカーテン等諦めざるを得ないものは沢山ありますし、エチケットブラシとコロコロが手放せない生活を強いられていますが、それ以上のものを与えて貰っているのは間違いないです。この原稿も膝に猫を乗せながら書いています。あぁー癒されます。 担当:五十嵐