宇都宮市中岡本町のK様の1階全面スケルトンにするリノベーション及び増築工事がいよいよ始まりました。この度ご縁があり施工させていただくこととなったリノベーション工事は、先々月にお引き渡しをさせていただいた構造見学会にご来場いただいたことがきっかけでご縁をいただいたお客様です。

今回は、独立型のキッチンから対面型のフルオープンキッチンの採用より家族のコミニケーションを取りながら家事ができるプランニングをご採用いただきました。キッチンを広い空間いするためには浴室・洗面・トイレ・階段位置を西側に移動する必要があり、玄関のスペースが足りなくなってしまったので、玄関をさらに西側に移動させた空間にするための増築工事が必要となてしまいます。

結構な面積の部分の間取りの変更となり、また建物の性能を向上させる工事も同時に施工しますので下記のような状態まで解体作業工事をしています。この後1階部分の外壁も解体する予定です。

建物性能向上1つとして断熱工事を行います。天井・壁・床に高性能な断熱材を施工いたします。既存の壁には厚さ50㎜の断熱材が使われておりました。当時としてはごく一般的な商品で、決して当時として性能の劣ったものというわけではありません。時代が経つにつれどんどん高性能な断熱材を使うように変化してきているからです。

今回は壁及び天井に現在の新築工事では一番一般的に採用されている高性能グラスウール断熱材、厚さ105mm 熱伝導率0.038W/mK 密度16Kg/㎥を採用いたします。ちなみにコンクリートの熱伝導率は、1W/mKになります。数値が小さいほど断熱性能が高いということですので、コンクリートの26倍の断熱性ということになります。今年の様な猛暑やさむーい冬場には大きな違いが出ることと思います。

2つめの性能向上は、耐震補強工事になります。弊社では必ず耐震診断を行ってから耐力壁(主に筋交いの数)・配置バランス・太さや長さ、止めている金物の強さなど確認した上で耐震補強用の金物を用いて工事を進めて行きます。今後も工事の進捗状況に合わせてそれぞれの施工中の写真も併せましてご紹介させて頂きます。

 

床の下地材、根太材、床下の断熱材、壁の下地材などを解体撤去した直後です。ピンクとブルーの管は新しく配管した給水管と給湯管です。

 

90cmほど増築する玄関部分の基礎工事の写真です。鉄筋に沿って設置してある細いほうのボルトは土台を止めるためのもの、右角の太いボルトは耐震補強用のボルトです。サイズの違いが一目瞭然です。

 


株式会社住まいる工務店
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担当 大吉