宇都宮市清住のA様邸で車庫の天井にある配管から水が漏れてしま士配管の修繕をしました。「すぐ上の台所からは水が漏れているようなので見て欲しい」と、お客様からのお電話でした。

過去にお二階の北側にあるトイレのリフォームや、浴室の水栓の交換などの工事をさせて頂いたお客様で、状況把握するために早速現場にお伺い致しました。先ずはご連絡頂いたお二階にあるキッチンの下や収納部分を点検して、床の水漏れ具合を確認をいたしました。以前にこのキッチンの水栓を交換させて頂いたこともあり、当時工事をさせて頂いた時の設備屋さんにも来て頂いていました。幸いなことにキッチンでの水漏れは見られませんでした。

車庫の天井の上がキッチンでしたから、てっきりキッチンからの水漏れ?かと思われたようです。車庫の天井には、水が漏れた跡が、キッチンの下にあたる部分に、シミが広がっていましたので、先ずはシミの出来ている部分を開口してみました。キッチンの配管から繋がって、更に北側にも伸びておりキッチンからの水漏れではないとすると…職人さんがご主人に、反対側の北に位置する、洗面所の水を出して頂くようお願いしたところ、暫くするとポタポタぽたと水滴が落ちはじめました。配管のつなぎの部分が二箇所亀裂が入っており、そこからの水滴の落下が天井のシミを作る原因だと分かりました。

亀裂はなぜ入ってしまったのか?実はA様邸は築後40年とかなり経年しており、配管材にも劣化が見られるのです。それはどのお宅も永くお住まいでしたらみられることです、あの3.11の地震の影響で、配管亀裂が入るような力が働き、繋ぎの部分に亀裂が入ったようでした。
東側外壁にも何本も配管があり、補修の跡が数ヶ所みられるのです。天井の裏にある配管の亀裂までは、なかなか気がつかないものです。少しずつ落ちた水滴が天井材を濡らし、シミになり、気付くと水滴が天井から床に落ちて、そこで初めて水漏れを発見します。パイプを交換するのはもちろんのことですが、弊社では更にひと工夫を施します。それは、亀裂の原因を検証し、今後また揺れによる亀裂が生じ難くするよう、あそび、余裕を継ぎ手に持たせました。キツくきっちりとつないでしまうと、また地震が重なると、また亀裂が入ってしまうかもしれません。

A様邸のエリアは区画整理にかかっていて、移動をしなくてはいけないという将来を見据えておられるので、なかなか今の家のリフォームも計画しにくく悩ましい思いでお過ごしなのでした。便利な場所で慣れ親しんだ我が家ですから「何か不都合が出た時に、その都度の手直しで宜しいのではないですか」とお話しをさせていただいております。


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