今回は宇都宮市内のM様邸の現場日記です。宇都宮市内の中古物件を購入された後でのリフォームのご依頼で、2階の和室・絨毯の部屋をフローリングに変更、洋室は、既存の床にフローリングの重ね張りの工事となります。

和室は、畳を撤去し、根太と構造用合板で下地を作ってフローリングを張っていきます。
絨毯の部屋も絨毯を撤去してフローリングを張っていきます。

昔の建物は上記の写真のように、根太の上に直接12㎜のフローリング材を張っていました。現在では根太材の上に12ミリの構造用合板を下地として張り、その上に12㎜のフローリングを張って施工しています。


※絨毯の部屋のフローリングが完了し、もう少しで和室の施工も完了です。大変だったのは洋室、部屋に入っただけで床が傾斜しているのを感じました。

本来であれば、床と根太材をすべて撤去して作りな直すのが良いのですが、工期と費用を考えて既存床の上で不陸調整する施工としました。

大工さんも四苦八苦しながら不陸を調整して床を水平に調整しています。

構造用合板の下地がやっと完成、あとはフローリングの重ね張りを行って完了です。

国土交通省では「住宅の品質確保の促進等に関する法律」で、フローリング床の一定の傾き(角度)で起こりうる健康被害の可能性をあらわした基準があるので参考まで。

【傾きが3/1000未満の場合】
角度:0.06~0.17
健康被害など:自覚症状なし

【傾きが3/1000以上~6/1000未満の場合】
角度:0.23~0.34
健康被害など:自覚症状なしまたは傾斜を感じる

【傾きが6/1000以上の場合】
角度:0.4~9
健康被害など:めまい・頭痛・牽引感・ふらつき・睡眠障害など生活に支障をきたす
上記のように、床の傾きが酷くなるほど違和感を得たり生活に支障をきたすようになります。

今回のリフォーム現場の床の傾きは6/1000以上ありました。

フローリング張りが完了しましたら、またご報告させていただきます。
中古住宅のフルリフォームや部分的なリフォームも行っておりますのでお気軽にご連絡ください。

栃木県宇都宮市今泉町3020-91
株式会社住まいる工務店
電話:028-683-7077
担当:仙波