ご相談

築35年で戸建住宅です。リビングの床(フローリング)が歩く際に沈みます。不具合の個所は60cm四方くらいですが、範囲限定で修理が行えますか?それとも張り替えが必要なのでしょうか?

ご回答

ご質問のフローリングの沈み込み現象は30年以上経過している床にはよくある現象です。
一般的なフローリングは積層合板であるため、合板の接着剤が経年劣化に伴い積層部分が剥離しはじめて結果、フローリングが太鼓の革のようにしなる(沈み込み)が発生します。特に部屋の出入り口付近や階段の降り口などは良くご相談をお受けいたします。

私達の経験からは、床下の構造材(角材やタルキ材)が痛んでいることはほとんどありませんでした。
ご質問の場合60cm四方くらいという部分的に発生していますので、前述のようにフローリングの一部分の劣化現象と推定されます。

対策としては床下に潜り、傷んだ部分に合板やアテ木等を施して下側から補強することもできなくはありません。応急処置として一部分を補強できたとしても、徐々に周囲に同じような現象が広がっていくことが想定されますので、一時しのぎになってしまいます。

部分的に傷んだフローリング切り取り、きりとった部分に新しいフローリングを張ることもできますが、柄違いとなってしまい見栄えが良くありませんので、やはりおすすめは出来ません。

通常のリフォーム工事の方法としては、現在のフローリングの上にもう一枚12mm厚のフローリングを重ね張りします。他の部屋と段差等が生じてしまうような場合には、段差部分にスロープ材等を用いて段差処理を行います。

重ね貼りの費用は部屋の形状や端部の形状、フローリングの品質にもよりますが、材料費と施工費の合計の費用の目安は、おおよそ1畳当たり15,000円~20,000円位(税別)となります。

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