先日宇都宮市内のH様より、屋根の事でご相談の電話がありました。ご相談の内容は、庭先に黒い破片(おそらく屋根の一部みたいな物)が落ちていて、雨漏りが心配なので見に来て適切なアドバイスをいただきたいとの事でした。
施工概要
施工場所 | 栃木県宇都宮市 |
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工事概要 | リフォーム |
工事期間 |
黒い破片はやはり屋根材の一部でした。屋根の状況は3階屋上より目視で確認させて頂き、表面の塗装の劣化がかなり進んでおり素地の石綿材が露出している状態になっているのを確認しました。この状態ですと、雨水等が素材にしみこみやすい状態になっているのでカビや藻が繁殖しやすい環境になっていて、良い状態ではありません。このままですと冬場に降水等があると、素材にしみ込んで凍結膨張し素材が脆くなり割れ・はがれなどを起こしてしまいます。
本来この素材は、表面の塗装で保護され製品の性能を保っておりますので、表面塗装の耐久年数(約10年)を目安で再塗装を行わなければなりません。

工事後の葺きあがり状態です。色は遮光率考えてシルバー色にしました。
担当者から一言
担当:知久洋紀
建物には必ず耐久年数や寿命がありますので、定期的な点検メンテナンスが必ず必要になってきます。事前にご自身でメンテナンスの時期を把握され、早めに保守点検などを行いお手入れすれば、大切な住まいをより長く快適にお使いになることが出来ます。