宇都宮元今泉のT様邸の玄関ホールと廊下のフロアーの工事をいたしました。

長年の使用により床がブカブカしてきたので、古いフローリングはそのまま残して、その上に新しいフローリング材を重ねて貼りました。床のリフォーム最も多いリフォーム工事かもしれません。

最初にお問い合わせをいただいた時、ほとんどのお客様は床下の構造部分(土台や大引きなどの角材やタルキ、下地の合板)が腐ってしまって床がブカブカしているとご心配をなさいますが、ほとんどの場合構造部分は何ともなくて、フローリングだけが古くなって傷んだ結果の症状です。

普通に使われているフローリング材は無垢の木材ではなく、12ミリの積層合板の上に薄い天然木の板が貼られているタイプのものがほとんどです。5枚から7枚くらいの薄い板が接着剤貼り合わせてある構造のため、25年~30年経過してくるころ接着剤の劣化により、貼り合わせていた合板が部分的に(使用頻度が高い出入り口付近や階段の折口など)たわみを感じるようになります。
現象が起き始めたころは何となく沈み込む感じで、ちょうど太鼓の革の部分のような強く押せば沈み込む程度ですが、次第に沈み込む感じが大きくなり床が抜けそうな感じになってきます。

床が抜けそうだと心配なされて相談に見えますが、前にも述べましたように角材の上を強く踏んでもなんともありません、念のため床下を覗いても、腐食やシロアリの食害もまず見つけることはありませんので、ご安心ください。でも万が一がありますから確認をすることは大切ですね。

床下の確認の結果、下地材がしっかりしている場合はあえて古いフローリングを剥がさず重ねて貼ると費用を抑えることができます。なおかつフローリング材が2重になりますので強度も断熱性も遮音性もアップし、メリットが大です。

剥がして張り替える場合もありますが、費用が掛かる分断熱材を入れることが出来たり高さを調整してバリアフリーに出来るメリットがあります。ご心配でご相談をいただいた時には、床下を調査をして細かにご報告とご提案をさせていただきます。


株式会社 住まいる工務店
栃木県宇都宮市今泉町3020-91
TEL:028-683-7077
担当:藤田