宇都宮市氷室町で築50年の平屋建てのお住いのリノベーション工事が間もなく完了いたします。
お施主様のご厚意で完成見学会を開催させていただくことになりました。
当時の一般的なお住いの特徴で、和室が多く、断熱材も入っていないため非常に寒いというのが
皆さん共通のお悩みです。特に北側の浴室回りや台所などは日中の直射日光も入らないため湿気
も多く、一年中じめじめしていて あまり良い環境とは言いにくいですね。

50年間経過した建物は屋根も外壁も劣化が進んでおりリフォームもタイミングとしても重要な時期でした。

今回はお父様の高齢化に伴い、これからの生活をより快適に暮らせるようにとお嬢様からのご希望が
きっかけで、リノベーションをすることになりました。

寝室、茶の間、寝室と4部屋が通し間となっており、寒さ対策やプライバシーの観点からも洋室に変更します。

これから数回に分けてリノベーションのポイントをご説明させていただきます。
第一回目は建て替えではなくリノベーションを選んだわけ・・・・です
1番目にお父様がお建てになられた現在のお住まいを残したいという思いがありました。
やはりお父様の住まいに対する思いは建てた人ではないとわからない部分がありますから、
お嬢様としてはお父様の思いを大切にされての判断でした。

2番目にやはり「限られた予算で目的を達成したい」なるべく費用を抑えたいとのご希望です。
リノベーションは一般的に建て替えの費用の60%から80%ですることが出来ることは、多くの
方がリノベーションを選択する理由の一つです。

3番目にリフォームでは屋根や外壁、内装仕上げや設備機器は新しくなり、見た目はキレイに
なったとしても、断熱性能や耐震性能などを充実することは困難で、さらに空間を広げたり
動線を変えたりすることには大きな制限が出てしまいます。ご希望の計画をすることが難しい
などの理由から、思い切ってリノベーションをご提案しご決断していただきました。

あとは工事をしっかりと完了してお客様が安心して快適な暮らしをしていただけますよう、
一生懸命にリノベーションの工事をさせていただきました。