暖かい日が続き、植物や生き物たちの動きも活発になる時期になりました。この季節はリフォームですと主に外装部分のご相談が増えてきます。その中でも、シロアリや床下の湿気対策のご相談が増える時期でもあります。今回はその中でシロアリに関しまして掲載させて頂きました。シロアリの被害は早期発見が重要になります。シロアリの被害は日常生活では目に入らない場所から始まります。日常生活の中で異変(床の沈みなど)を発見した場合は、被害は相当進んでいるものと考えられます。快適な生活を送る為にも、こまめに予防して健康な家の状態を保ちましょう。
シロアリとは・・・
実は自然界の食物連鎖の重要な役割があります
そもそもシロアリはなぜ木を食べてしまうのでしょうか。実は、シロアリは木の幹に含まれる「セルロース」を栄養とする数少ない生物で、山の倒木などを土に返す為の「森の分解者」とも言われる存在です。木を食べたシロアリが黒蟻に食べられ植物性タンパク質を動物性タンパク質に変える事になり、食物連鎖が発生します。自然界においてシロアリは実は重要な役割を担っています。しかし、私達人間が住む木造住宅にとっては恐ろしい被害となってしまいます。
いつ頃から動き出してどのように家に侵入するのか
代表的なヤマトシロアリの場合、4月~6月、特にゴールデンウィーク頃、穏やかな天気で気温が上がった日や雨上がりの午前中などに動き始めます。湿気が多く暖かい所を好みます。住宅の場合、基礎の打継ぎ部分や配管・基礎部分などの隙間から侵入します。これらの侵入が考えられる場所には予め防蟻処理等が必要になってきます。高気密高断熱住宅の場合床下が暖かくなるので予防は必ず行いましょう。
まずは出来る事から予防しましょう
- 点検しましょう!
まずは家の基礎廻りを点検しましょう。シロアリの通り道(蟻道)が無いか。シロアリはいないかの確認。床下等は安全考慮の為専門の業者へ依頼しましょう。弊社ではシロアリの点検を無料にて行わせて頂いております。 - 床下や庭に材木等を置かない!!
庭に使わなくなった材木を置いておくとシロアリを寄せ付けることになります。ダンボールや紙も要注意です。栄養分であるセルロースを抽出して作られているのでシロアリの大好物なので放置は避けましょう。基礎付近は特にNG!