花粉シーズンが来る前に考えておきたい住まいの花粉症対策。
花粉症が多い時期を少しでも楽に過ごすためには、「花粉を家に入れない」
のがいちばんのポイントです。

■洗濯物を守るサンルーム

花粉を室内に入れないために、まず考えたいのが洗濯物です。外に干した洗濯物には、どうしても花粉が付着するもの。とはいえ、毎日部屋干しをしていては、臭いや見た目も気になりますよね。そんな洗濯物の花粉症対策におすすめなのがサンルームです。最近は、既存のバルコニーやテラスに後付けできる商品もあるので、さまざまな住宅スタイルに対応可能。花粉が気にならない季節は開放的なスペースとして使うこともできます。

■網戸を見直せば換気も快適

住まいの花粉症対策の重要なポイントは花粉を家に入れないことですが、カビなどの繁殖を防ぐためには換気も必要です。そんなとき、花粉の侵入を大幅に抑えてくれる網戸なら、安心して室内の寒気ができます。最近は、特殊加工のフィルター効果で、花粉やほこりの侵入を80%以上カットする網戸もあります。従来の網戸に比べて50%~30%の通気性も確保。花粉の侵入を抑えつつ換気ができるのは大きなメリットです。

■アレルギー物質を抑制する床や壁

洗濯物や換気に気をつければ花粉の侵入は大幅にカットできます。しかし、外出した後の髪や衣服にも花粉は付着しているため、花粉を完全にカットするのは難しいものです。花粉などのアレルギー物質を抑制する特殊な塗装で仕上げた床材なら、床に触れた花粉が舞い上がりにくくなるので、アレルギー症状が起こりにくくなります。また、同様の働きをする機能性壁紙もあります。春の訪れを億劫にさせる花粉ですが、花粉対策という視点でリフォームすれば、新しい季節の到来をもっと楽しめるようになります。