最近よく耳にする言葉ですが、カーボンニュートラルとはどういう意味でしょうか?それは、
温室効果ガスの排出量と吸収量を均衡させることを意味します
2020年10月、政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。
「排出を全体としてゼロ」というのは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの「排出量」※ から、植林、森林管理などによる「吸収量」※ を差し引いて、合計を実質的にゼロにすることを意味しています。
※人為的なもの
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガスの排出量の削減 並びに 吸収作用の保全及び強化をする必要があります。
では住宅では何が出来るでしょうか?
その1 外部のサッシをLow-Eガラスににする
「Low-Eガラス」とは、ガラスの表面にLow-E膜といわれる特殊な金属膜(酸化錫や銀)をコーティングしたガラスのことで、複層ガラスへ主に用いられています。「Low-E」は「ローイー」と読み、英語の「Low Emissivity」の頭文字をとって「Low-E」と表記されています。なんだかより複雑になった感じがしますね。でもご安心ください。これから分かりやすく説明して参ります。
「Low Emissivity」とは、日本語に訳すと「低放射」という意味になります。つまり放射を低くする(下げる)という意味を表しており、ガラスにコーティングされたLow-E膜が太陽の熱や部屋を暖房で暖めた熱を吸収・反射します。その効果として、夏の暑さを和らげ、冬の暖房効率を高める等、室内の快適性を高めることに一役買っているのです。Low-Eガラス(ペアガラス)で樹脂サッシの家は、窓際でも寒さをほとんど感じません。省エネ効果を体で感じることが出来るはずです。
その2 暖房器具をエアコンに切り替える
石油ストーブ、ガスファンヒーター、オイルヒーターなど冬に使用する暖房器具は様々です。意外かもしれませんが、エアコンはCO2排出量が最も少ない暖房器具と言われており、他の暖房器具からエアコンに移行することで排出量削減につながります。また、エアコンと同じく電気を使用する電気ストーブやオイルヒーターについても、エアコンと比べて5倍以上効率が悪いので、それだけCO2排出量も増えてしまいます(同調査では1時間あたり1386gと格段に排出量が大きい) もちろん、電気代の面でもエアコンが圧倒的に有利です。
いかがでしょうか?ガラス交換やエアコン取り替えなど、今なら補助金が出ますので賢く活用し健康で温かい住まいを目指しましょう!!